アンサンブルむさし室内楽団

クリニック課外活動

第2回発表会

アンサンブルむさしのフルート奏者が平成20年8月9日の昼、白馬岳にて落石にあい急逝した。まだ40代前半の若さであった。それを追悼して平成21年4月26日(日)、フランス料理店フェルミエール(国立市)にて「追悼ミニコンサート」を開いた。その追悼集の1ページに次のような文を載せた。


この度の「追悼ミニコンサート」はかつて彼女が次回の発表会のために考えた案に基づいている。不幸にして夭折したので、残ったメンバーが彼女の意図を汲んで今回の追悼コンサートができあがった。まさか彼女の提案が彼女の追悼会となるとはよもや誰も考えもしなかったろう。共演・賛助出演など多数の協力が得られた。ここに彼女のよき人柄とまたよき友人に囲まれていたということがよくわかる。

昨年の4月、初めての「アンサンブルむさしコンサート2008」を開いたが、その後まもなく次回の発表会をいつどんな曲でやろうかということが話題となった。照準を2年後に合わせ、映画音楽も取入れてやろうというのが彼女のアイデアであった。そして遺稿ともいうべき楽譜を残して逝った。その後みんなで話し合った結果、追悼ミニコンサートをやろうということになった。

ここに謹んで哀悼の意を表し、彼女にミニコンサートをささげる。悲しみを乗り越え、彼女が好きだった音楽をみんなで発展させようではないか。

大沼悌一


プログロラム

1. おぼろ月夜

2. 雨に歌えば

3. 酒とバラの日々

4. 友情出演 「歌の翼に君をのせて」 メンデルスゾーン (トリオ三年一組)

5. 賛助出演 ヴァイオリン独奏 (2曲)

6. ピアノ独奏 指導者:阿知波吏恵(自作曲)

7. 賛助出演 歌(3曲)

8. ふるさと

9. 翼をください


アンサンブルむさしは毎月1回定期練習会を開いており、そのうち第3回発表会を、クリニック開院10周年に合わせて開く予定である。同様に「三年一組」も賛助出演をやる。

(大沼悌一)
2009年4月

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